数学本
- 作者: 瀬山士郎
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2006/10/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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タイトルには数学用語事典とありますが、単語ごとに分かれて箇条書きになっているのではなく、大きな1つの流れの中で、単語を少しずつ出してくれているので非常に読みやすいです。
また、実際の生活や、習っていて思うような疑問を実に丁寧に解説してくれています。
高校を卒業して、大学に入ったばかりの人なんかが読むと、「ああ、これはこういうことだったのか!それならわかる」というように思ってもらえるはずです。頭の中がすっきりします。
できれば高校2年生、3年生ぐらいにも読んでもらいたいです。
『複素数はどこにあるのか、なぜ作られたのか』『logは元々どうやってできたのか』など、話の進め方が上手で納得しました。
ペアノ公理、ガロア理論、ε-δ論法などまでくると高校生には少しつらいですが、それでも群論の説明はわかりやすかったです。