数学の洋書 schaum's outline
数学の洋書はそりゃもちろん数え切れないほど存在しますが、その中でも読みやすく、独学に向く(と僕が思っている)のがマグロウヒル大学演習シリーズ(schaum's outline)。
日本語ですらわからないのに、英語でわかるわけないじゃん、と思いますが、日本語で読むと意外と文章を深く読まずに流し読みしてしまうところを、英語だと真剣に向き合うことになります。
中には日本の高校程度のレベルのものもありますが、証明などわかりやすく、またこのシリーズは全体的に練習問題が非常に多く歯ごたえがあります。自分は練習問題は計算問題は飛ばして読んでいますが、それでもかなりのボリュームがあり、なおかつ1冊2500円程度と、洋書にありがちなフルカラーで値段が高い、ということがないのでお勧めです。
「schaum's outline」シリーズは数学だけでなく分野が非常に多岐にわたっているので、ここでは数学に絞ってリストにしてみました。ほとんど自分用ですが。
まだたくさんあると思いますが、なかなか多いので・・・あとは見つけ次第追加ということで。
さて、数学の洋書をたくさんあげました。しかし、数学は専門的な用語も数多く登場します。普通の辞書では出てこないものもありますし、ネットの検索では少し頼りないし、何より手間がかかります。そこで数学の英和・和英辞書。
- 作者: 小松勇作
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 1979/07/16
- メディア: 単行本
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僕はもともと英語は苦手で、去年あたりまでは「英語で数学の本なんて絶対無理!」と思っていましたが、実際にやってみると、これがなかなか楽しい。最近では英語自体の学習も楽しんでやっています。おそらく高校までの「英語の学習」というものが、目的から手段になったからでしょう。もっと英語がわかればもっと本が読めるようになりますから。読むペースは非常に遅いですが・・・まあゆっくりやりたいと思います。
でもやっぱり英語はきついなぁ・・・そんなに時間に余裕もないし、という方には、日本語に訳されているものがあるので、最後にそちらも紹介しておきましょう。
Title | Author(s) |
離散数学―コンピュータサイエンスの基礎数学 (マグロウヒル大学演習) | S.Lipschutz, 成嶋弘 |
微分方程式―演習469題解答付 (マグロウヒル大学演習シリーズ) | F.Ayres, 三嶋信彦 |
微積分 (上) (マグロウヒル大学演習) | M.R.Spiegel, 水町浩 |
微積分―演習274題解答付 (下) (マグロウヒル大学演習シリーズ) | M.R.Spiegel, 水町浩 |
フーリエ解析 (マグロウヒル大学演習) | M.R.Spiegel, 中野実 |
ベクトル解析 (マグロウヒル大学演習) | M.R.Spiegel, 高森寛, 大住栄治 |
複素解析 (マグロウヒル大学演習) | M.R.Spiegel, 石原宗一 |
統計 (マグロウヒル大学演習) | M.R.Spiegel, 氏家勝巳, 土井誠 |
線形代数〈下〉 (マグロウヒル大学演習) | S.Lipschutz, 加藤明史 |
集合論 (マグロウヒル大学演習) | S.Lipschutz, 金井省二, 清沢毅光 |
一般位相―マグロウヒル大学演習 | S.Lipschutz, 大矢建正, 花沢正純 |
群論 (マグロウヒル大学演習シリーズ) | C.B.Baumslag, B.Chandler, 根本精司 |
ラプラス変換 (マグロウヒル大学演習シリーズ) | M.R.Spiegel, 土井誠 |
確率 (1981年) (マグロウヒル大学演習シリーズ) | S.Lipschutz, 氏家勝巳 |